マグネシウムホイールリフレッシュ再塗装 <処理別2タイプ> のご紹介 マグネシウムホイールのリフレッシュ再塗装には、2タイプの施工方法があります。 - 主な施工の流れ - ① 塗装剥離 ② ベース処理(サンドブラスト、研磨など) ③ 皮膜処理(陽極酸化処理 or 化成処理) ④ マグネシウム専用プライマー塗装 ⑤ パウダーコート塗装 ⑥ パウダーコートクリアー又はウレタン塗装 上記の『③ 皮膜処理』で、「陽極酸化処理にするか?」「化成処理にするか? 」の2タイプとなります。 どちらも素地へ皮膜を着ける処理ですが、マグネシウムの弱点である耐防食効果は「陽極酸化処理」の方が「化成処理」よりも何倍も優れています。 ※ ただ「陽極酸化処理」はコストもそれなりにかかる為、ご予算やご希望によっての選択となります。 ◎ 陽極酸化処理コース = ハイスペックコース ≫ 実際の施工工程・作業事例 ◎ 化成処理コース = ノーマルコース ≫ 実際の施工工程・作業事例 と言ったイメージです。 〜 マグネシウムは特異な金属です。 〜 F1やフォーミュラーカーが使い捨てで使用するなら理解できますが、そもそも実用車で何年も良い状態を維持するという事は事実上現実的では無いように思います。(※「軽量」とは言っても、近年のRAYSを代表する鍛造1ピースの方が軽いです。) 「陽極酸化処理をしたから」「化成処理だから」耐久性も上がる or 下がるという訳ではありません。 「出来るだけベストな処理を施して腐食発生を先延ばしにする」というイメージだと思っております。 マグネシウムホイール(2輪用&4輪用)のリフレッシュ再塗装について マグネシウムの特徴として “耐腐食性が全く無い” 事は皆さんご存知のことだと思います。 一部塗装が剥がれた箇所が腐食し、そこからどんどん腐食が広がります。また、一見綺麗に見える物でも塗装を剥離すると素地は以外に腐食しています。(※古い物は当然ですが、比較的新しい物でもその場合が多いです。) マグネシウムという金属は 素材表面に塗膜が着く事を極端に嫌う材質 で、 塗装方法も、専用の方法で難しく(!)手間もかかり(!)、その割には他金属と比べると素材との密着性は決して良いとは言えません(!) 強度的にも、アルミのように粘りが無い為、ちょっとした事ですぐに割れます。 こう考えると、マグネシウムホイールの良い部分と言えば “軽量である” 事のみで、対候性・耐食性に乏しく、割れやすい、云わば使い捨てと言っても過言ではありません。(※元々が高価なので、そういう訳にもいきませんが・・・) 当社ではマグネシウムホイールのリフレッシュ再塗装も請けたまわっておりますが、上記の理由から完全な状態で仕上がらない物も多いです。 ▼これはマグネシウムホイールのパウダーコートフィニッシュで一番多い症状です。 比較的状態の良い物でも多い症状です。「パウダーコートの焼付け硬化温度200℃程」というのが理由で、高熱をかけると内部から空気が沸いてきて塗膜を押し上げます。 ※ パウダーコートフィニッシュの場合、解決策はありません。 ※ パウダーコートベースでトップウレタン塗装仕上げの場合は、対処可能です。 塗装とは関係しませんが、 ▼ナットホールからセンターホールに向かってのヒビ割れ(クラック)も多いです。 剥離前は気が付かない事が多く、剥離して素地状態にすると気が付く事が多いです。 近年は、アルミ鍛造軽量ホイールの方がマグネシウムホイールよりも軽い物も多いので、実使用には向かないマグネシウムホイールの存在が薄れてきていますが、2輪マグホイールはもちろん(!)4輪でも(!)クロモドラやカンパニョーロなどの価値ある高級マグホイールはリフレッシュのご依頼も多いです。 リフレッシュ再塗装をご検討されている方へ ≪ ご理解していただけなければならない事項 ≫ 塗装時、「専用プライマー130℃/パウダーコート180℃」をかけると、内部から空気が噴出して塗膜を押し上げ気泡となります。 こうならないために、下処理としてアクションツールやサンドブラストで腐食箇所を抉り出すように処理します。その後、脱脂洗浄 → 化成処理 → 専用プライマー → パウダーコートの工程になりますが、、、それでも状態によっては気泡が出る場合があります。 硬化温度が60℃程で済む溶剤ウレタン塗装でしたら気泡は出ませんが、マグネシウム素材に対して直接ウレタン塗装はNGですので、どうしても上記方法での塗装となります。 以上のように、 ◎ マグネシウムの場合、仕上がりはある程度元々の状態の良し悪しに影響されます。 ◎ 納得できる状態にならない事もありますし、早い段階で腐食が再発する事もあります。 ◎ 最悪の場合、作業途中で状況報告し、中断せざるを得ない場合もあります。 マグネシウムホイールのリフレッシュ再塗装をご検討のお客様は、上記事項をご理解・ご了承いただきますようお願いいたします。 マグネシウムは実用&維持するには困難な材質であり、アルミの感覚とは全く違います。 ◉ご依頼の際は上記内容を参照の上、お問い合わせ下さい。
マグネシウムホイールリフレッシュ再塗装 <処理別2タイプ> のご紹介
マグネシウムホイールのリフレッシュ再塗装には、2タイプの施工方法があります。
- 主な施工の流れ -
① 塗装剥離
② ベース処理(サンドブラスト、研磨など)
③ 皮膜処理(陽極酸化処理 or 化成処理)
④ マグネシウム専用プライマー塗装
⑤ パウダーコート塗装
⑥ パウダーコートクリアー又はウレタン塗装
上記の『③ 皮膜処理』で、「陽極酸化処理にするか?」「化成処理にするか? 」の2タイプとなります。
どちらも素地へ皮膜を着ける処理ですが、マグネシウムの弱点である耐防食効果は「陽極酸化処理」の方が「化成処理」よりも何倍も優れています。
※ ただ「陽極酸化処理」はコストもそれなりにかかる為、ご予算やご希望によっての選択となります。
◎ 陽極酸化処理コース = ハイスペックコース ≫ 実際の施工工程・作業事例
◎ 化成処理コース = ノーマルコース ≫ 実際の施工工程・作業事例
と言ったイメージです。
〜 マグネシウムは特異な金属です。 〜
F1やフォーミュラーカーが使い捨てで使用するなら理解できますが、そもそも実用車で何年も良い状態を維持するという事は事実上現実的では無いように思います。(※「軽量」とは言っても、近年のRAYSを代表する鍛造1ピースの方が軽いです。)
「陽極酸化処理をしたから」「化成処理だから」耐久性も上がる or 下がるという訳ではありません。
「出来るだけベストな処理を施して腐食発生を先延ばしにする」というイメージだと思っております。
マグネシウムホイール(2輪用&4輪用)のリフレッシュ再塗装について
マグネシウムの特徴として “耐腐食性が全く無い” 事は皆さんご存知のことだと思います。
一部塗装が剥がれた箇所が腐食し、そこからどんどん腐食が広がります。また、一見綺麗に見える物でも塗装を剥離すると素地は以外に腐食しています。(※古い物は当然ですが、比較的新しい物でもその場合が多いです。)
マグネシウムという金属は 素材表面に塗膜が着く事を極端に嫌う材質 で、
塗装方法も、専用の方法で難しく(!)手間もかかり(!)、その割には他金属と比べると素材との密着性は決して良いとは言えません(!)
強度的にも、アルミのように粘りが無い為、ちょっとした事ですぐに割れます。
こう考えると、マグネシウムホイールの良い部分と言えば “軽量である” 事のみで、対候性・耐食性に乏しく、割れやすい、云わば使い捨てと言っても過言ではありません。(※元々が高価なので、そういう訳にもいきませんが・・・)
当社ではマグネシウムホイールのリフレッシュ再塗装も請けたまわっておりますが、上記の理由から完全な状態で仕上がらない物も多いです。
▼これはマグネシウムホイールのパウダーコートフィニッシュで一番多い症状です。
比較的状態の良い物でも多い症状です。「パウダーコートの焼付け硬化温度200℃程」というのが理由で、高熱をかけると内部から空気が沸いてきて塗膜を押し上げます。
※ パウダーコートフィニッシュの場合、解決策はありません。
※ パウダーコートベースでトップウレタン塗装仕上げの場合は、対処可能です。
塗装とは関係しませんが、
▼ナットホールからセンターホールに向かってのヒビ割れ(クラック)も多いです。
剥離前は気が付かない事が多く、剥離して素地状態にすると気が付く事が多いです。
近年は、アルミ鍛造軽量ホイールの方がマグネシウムホイールよりも軽い物も多いので、実使用には向かないマグネシウムホイールの存在が薄れてきていますが、2輪マグホイールはもちろん(!)4輪でも(!)クロモドラやカンパニョーロなどの価値ある高級マグホイールはリフレッシュのご依頼も多いです。
リフレッシュ再塗装をご検討されている方へ
≪ ご理解していただけなければならない事項 ≫
塗装時、「専用プライマー130℃/パウダーコート180℃」をかけると、内部から空気が噴出して塗膜を押し上げ気泡となります。
こうならないために、下処理としてアクションツールやサンドブラストで腐食箇所を抉り出すように処理します。その後、脱脂洗浄 → 化成処理 → 専用プライマー → パウダーコートの工程になりますが、、、それでも状態によっては気泡が出る場合があります。
硬化温度が60℃程で済む溶剤ウレタン塗装でしたら気泡は出ませんが、マグネシウム素材に対して直接ウレタン塗装はNGですので、どうしても上記方法での塗装となります。
以上のように、
◎ マグネシウムの場合、仕上がりはある程度元々の状態の良し悪しに影響されます。
◎ 納得できる状態にならない事もありますし、早い段階で腐食が再発する事もあります。
◎ 最悪の場合、作業途中で状況報告し、中断せざるを得ない場合もあります。
マグネシウムホイールのリフレッシュ再塗装をご検討のお客様は、上記事項をご理解・ご了承いただきますようお願いいたします。
マグネシウムは実用&維持するには困難な材質であり、アルミの感覚とは全く違います。
◉ご依頼の際は上記内容を参照の上、お問い合わせ下さい。